JVC JAZZ−FES. '97 IN NEW YORK


JVC JAZZ-FESTIVAL '97 in NEW YORK REPORT

’97年6月22日 成田発 7月1日 成田着でスィング・ジャーナル企画の
’97 ニューヨーク ジャズ ツアーへ行ってきました。

宿泊はカーネギー・ホール近くのパークセントラル・ホテルでした。
オプションのNY市内半日観光は昼食前にチャイナタウンで解散になります。
あとはタクシーや地下鉄でホテルまで帰ることになりますが初めてNY着いた翌日ではきついです。
出発申込時に1500円位追加して1日観光に変更したほうがダコタハウスやコルトレーンの葬儀をした
セント・ジョン大聖堂、ハーレム、アポロ劇場などへ行けてNY岡田屋まで戻ってこれます。
セント・ジョン大聖堂にはヤマハのピアノがありました。コルトレーンのプレートは右回廊の中ほどに在ります。
ジャズに関心の無いガイドだと案内してくれません。ステンド・グラスがきれいです。

食事はデリカショップというバイキング方式の店で好きな物を選んで店内で食べれます。
一般的にホテルのレストランは高いです。
ここでミネラルウォーターを買って、濡れるので紙ナプキンに包んでバッグへ入れて飲み水にしていました。
生水はのまないほうが良いらしいです。
6月のNYはからっとしていますが暑いです。出歩いていると日に焼けますよ。

大リーグ観戦は自分でチケットを入手して地下鉄で行けば3000−3500円で見れるそうです。
ただしヤンキースタジアムはプロンクスにあるので野球開催時以外は行かないほうが良いです。

新品のCDやVHSはブロードウェーのソニーシアター地下のヴァージン・メガストアやタワー・レコードがあります。
中古LPはワシントン・スクエアの先に「ノスタルジア&オール・ザット・ジャズ」があります。
ここはカードが使えません。

管楽器・ギターを購入したい方は、有名なラジオシティ・ミュージック・ホールの横に2.3軒楽器屋があります。
アメセルを3本ほど買ってきて日本でさばくと旅費位出るという話もありますがどうでしょうか?
ドラム類の店はブロードウェイ劇場街の路地に何軒か、かんばんが出ていました。

以下は私の見聞きしたコンサートやジャズ・クラブのレポートです。

ここに掲載した以外にもエブリーフィッシャー・ホール、カーネギー・
ホール等でコンサートがありました。

6月22日 NIGHT

BLUE NOTE NY

131 West 3rdSt.  tel.212−475−8592

  Larry Coryell(g) Quart.
  Pat Martino(g) Quint.

 入り口:1階  ステージ・客席:B1階  トイレ・売店:2階
 
 注意:2階にある「EXIT」表示は従業員用です。

    テーブル毎に担当ウェイトレスが決まっています。
    担当以外ではオーダーを聞いてくれません。(チップの関係?)
 

6月22日 NIGHT−2

SWEET BASIL
  
88 7th Ave.South  tel.212−242−1785

  Ceder Walton(p) Trio

  BLUE NOTE NYから近い。
  1階の左奥がステージ。
  NYガイド本では日本人の経営となっていた。

6月23日 NIGHT

The Sylvia & Danny Kaye Playhouse

  Jackie & Roy A 50TH ANNIVERSARY

  Bobby Short(p、vo)、Margaret Whiting(vo)、
  Phil Woods Quint. Bob Dorough(p)、
  Jimmy Slyde、Jay & Donna Leonhart、
  Bob Kindred、Ted Rosenthal、Al Harewood、
  Jackie Cain(p、vo) with Dean Johnson and
  Richard De Rosa、and Roy Kral(vo)
   
  ここはハンターカレッジ・オブ・NYのホールで、俳優の「ダニー・ケイ」
  とは関係ないようで設立発起人が「シルビア&ダニー・ケイ」ということでした。
 

6月24日 NIGHT

CARNEGIE HALL 8:00pm
  
154 West 57th St.  tel.212−247−7800

 BLUE NOTE SINGS AND SWINGS−2

 Joe Lovano(sax)Ensenble
 Geri Allen(p)Trio
 Cassandra Wilson(vo)
   
  御存知のカーネギー・ホール。
  カサンドラ・ウィルソンでもここに入ったのはこの日が初めてだそうです。 
  PA装置が少なくてもよく響くホールで、後日のジョー・ロバーノ
  ご夫妻との食事会の時に彼が好きなホールだと言ってました。

6月25日 EVENING

FREE CONCERTS AT BRYANT PARK

  Avenue Blue featuring Jeff Golub
  Regina Carter(violin)
  James Carter Quartet

    グランド・セントラル・ステーションとタイムズ・スクェアの間にある公園。
  芝生に座るかまたは公園にある1人用の椅子を芝生へ持っていって座る。

6月25日 NIGHT

The Sylvia & Danny Kaye Playhouse
 (Hunter College)

A BARNEY KESSEL TRIBUTE

  Tal Farlow(g)、Herb Ellis(g)、
  Chalie Byrd(g)、Mandel Lowe(g)、
  Kenny Burrell(g)、Joe Puma、
  Remo Palmier、Howard Alden、
  Jimmy Bruno、Jack Wilkins、
  Sal Salvador(g)、Gene Bertoncini、
  Attila Zoller(g)、Ron Affif、
  Joe Cohn、Earl May、Jon Regen、and
  Chack Redd
  Special Guest:Barney Kessel

  ベテラン ギタリスト全員集合のようなコンサート。
  バーニー・ケッセルは病気なのかほとんどしゃべれない状態でした。
PHOTO:Brooklyn Bridge&Manhattan Bridge
  ブルックリン・ブリッジは歩いて渡れます。


6月25日 MIDNIGHT


BIRDLAND
  
315 West 44th St.  tel.212−581−3080

  Phil Woods(as) Quintet

  8th AVE.と9th AVE.の間 W44ST.というポルノ街
    の先にある。店内は広くて食事はソウル・フードが食べられる。
PHOTO:The Juilliard School

  正面入り口の右側に売店があり、音楽書(当然英語)や楽譜が買えるようです

6月26日 NIGHT


The Sylvia & Danny Kaye Playhous
  (Hunter College)

25 Years of ”HIGHLIGHTS IN JAZZ”

  Billy Taylor(p)、Dick Hyman、
  Al Grey(ts)、Howard Alden、
  Frank Foster(ts)、Frank Wess(ts)、
  Bobby Rosengarden、Phil Bodner、
  Gene Bertoncini、Ray Drummond、
  Valery Ponomarev(tp)、George Wein

6月26日 Wellcome Party

6月26日 pm22:30からホテルのバンケットでウェルカム・パーテイー

来てくれたミュージシャン
  ファラオ・サンダース
  レイ・ブライアント
  ジョー・ロバーノ
  他

6月27日 EVENING

FREE CONCERTS AT BRYANT PARK

DRUM MASTER AT BRYANT PARK

  Baron Down w/Joey Baron,Josh Roseman,
  and Ellery Eskelin
  
  Jmes Williams’ICU Jazz Ensemble

  Roy Haynes Ensemble 
  featuring:Donald Harrison

  Elvin Jones Jazz Machine

6月27日 NIGHT

CARNEGIE HALL 8:00pm

LATIN JAZZ JAM

  Irakere from Cuba
    featuring Chucho Valdes

  Tito Puente and India 
    with The Count Basie Orchestra
    directed by Grover Mitchell

  ラテン・ジャズのカウント・ベイシーはあまり良くなかった。
  ティート・プエンテのバックバンドと化していた。
  それより「イラケレ」のほうがサルサに徹していて、ハイノートTP
  (チューチョ・バルデス?)もいて良かった。

6月27日 MIDNIGHT

Village Vanguard

178 7th Ave. South  tel.212−255−4037 

 Christian McBride Quartet

  ご存じのビレッジ・バンガード。この夜も日本人が10人位いました。
  クリスチャン・マクブライドはWOODとEL−B両方弾いてました。

6月29日 Recording見学

クリントン・スタジオでEDDIE HIGGINS(P)trioの
レコーディングを見学。

ビーナス・レコードの原 社長のプロデュースでアナログ2トラック
一発取りでレコーディングしていました。
DATも2台廻っていましたがプレイバック用に使っていました。
原 社長の話ではアナログで録ったほうが絶対音が良いといっていました。

EDDIE HIGGINSさんは昔 中野や渋谷に住んでいたことがあり、
2番目の奥さんは日本人だったそうです。
```
ちなみに現在の奥さんは4人目だそうです。

最近では1996年にsunnyside records(france)から
「PORTRAIT IN BLACK AND WHITE」をリリース
しています。
当日レコーディングしていた曲は97年秋にリリースされました。
「Haunted  Heart 魅せられし心」というタイトルでSwing
Journalのゴールドディスクに選定されました。

Swing Journal’97−9月号 43PでEddie Higgins
さんの左側で手を前にしているのが私です。

元フジテレビの長野智子さんが現在NYにいて、日本語のHPを公開しています。
「www.zazou-prod.com/n-tomoko/」
NY情報をゲットしてみてはいかがでしょうか

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